国では観光分野を成長戦略の柱と位置付けており、「観光地経営」の視点に立った地域のかじ取り役として、多様な関係者と協働しながら観光地域づくりを担う「観光地域づくり法人(DMO=Destination Management/Marketing Organization)」の各地域での形成を進めています。
神戸市におきましても、神戸市及び周辺地域で形成する「神戸観光圏」における多様な観光資源の魅力を最大限に活用するため、2017年に神戸国際観光コンベンション協会を改組し、神戸観光局を設立いたしました。また、神戸港・ウォーターフロントエリアの賑わいづくりを強化するため、2019年には神戸港振興協会を統合いたしました。
神戸観光局では、事業者の皆様と共に、観光施策の企画立案から実施までを一貫して行うとともに、神戸観光のかじ取り役として、公民連携の「プラットフォーム」機能を担っています。
長かったコロナ禍も終息し、我が国への訪日外客数が過去最高を記録する中、2024年の神戸市内の延べ宿泊者数は、国内・インバウンドともにコロナ禍前の2019年を上回る状況となっています。
そして、2025年は、「阪神・淡路大震災から30年」という節目の年になります。このような節目の年に、「大阪・関西万博」が開催され、神戸空港へ国際チャーター便が週40便就航するなど、日本全国はもとより世界から、神戸や関西に多くの観光客が訪れるまたとない機会であると考えています。
また、2030年前後には国際定期便の就航が予定されており、神戸へのインバウンド誘客を推進するため、プロモーションとコンテンツ造成を両輪で進めてまいります。
今後とも、神戸の特徴を活かし魅力ある神戸づくりの取り組みを進め、地域経済の発展に努めてまいりますので、皆様からのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
