Greeting ご挨拶

 国では観光分野を成長戦略の柱と位置付けており、「観光地経営」の視点に立った地域のかじ取り役として、多様な関係者と協働しながら観光地域づくりを担う「観光地域づくり法人(DMO=Destination Management/Marketing Organization)」の各地域での形成を進めています。
 神戸市におきましても、神戸市及び周辺地域で形成する「神戸観光圏」における多様な観光資源の魅力を最大限に活用するため、2017年に神戸国際観光コンベンション協会を改組し、神戸観光局を設立いたしました。また、神戸港・ウォーターフロントエリアの賑わいづくりを強化するため、2019年には神戸港振興協会を統合いたしました。

 神戸観光局では、事業者の皆様と共に、観光施策の企画立案から実施までを一貫して行うとともに、神戸観光のかじ取り役として、公民連携の「プラットフォーム」機能を担っています。

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、2023年5月より季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられ、長かったコロナ禍も大きな分岐点を迎えました。2024年の「神戸世界パラ陸上競技選手権大会」、2025年の「大阪・関西万博」の開催により、日本全国はもとより世界から、神戸や関西に多くの観光客が訪れるまたとない機会であると考えています。

 そして神戸空港では、2025年に国際チャーター便の就航、2030年前後に国際定期便の就航が予定されています。神戸へのインバウンド誘客を推進するため、プロモーションとコンテンツ造成を両輪で進めてまいります。

 今後とも、神戸の特徴を活かし魅力ある神戸づくりの取り組みを進め、地域経済の発展に努めてまいりますので、皆様からのご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2023年11月

神戸観光局 会長 尾山基